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物流ニュース
東総運輸 特定技能で即戦力確保、インドネシア人ドライバー受け入れ
2026年5月31日
東総運輸(齋藤伸吾社長、埼玉県蓮田市)では、特定技能制度を活用して、積極的に外国人ドライバーの受け入れを行っている。インドネシア人の採用を進める同社には、すでに大型免許を取得した7人がおり、トラックドライバーとして業務を遂行している。
齋藤社長によると、20代、30代と若く、日本語や運転技術、そして日本のマナーなどの習得も早い優秀な人材を採用できており、即戦力のドライバーとして活躍が期待できるという。同社では今後、4月に3人、さらに夏ごろにも2人が入社する予定で、「顧客に対し、『人手不足で荷物が運べない』と、仕事を断らないで済むよう取り組んでいきたい」と話している。
同社が外国人の受け入れを考え始めたのは2年前で、慢性的なドライバー不足に見舞われるなか、「今後の事業継続を考えると、雇用を国内だけで考えると限界があると感じていた」と、齋藤社長は話す。
国際経済交流協会(東京都港区)の代表理事である永井一紀氏の協力を得て、2024年10月にベトナムへ視察に行くも、そこでは教育体制などがしっかりと構築されておらず、受け入れることができる環境ではなく諦める。
しかし、次の視察先であるインドネシアで状況は一変した。
日本語を学ぶだけでなく、トラックの運転ができる練習場も完備され、しっかりと教育された意欲のある若者たちと出会った。
すでに大手のバス会社がドライバーの受け入れを行っており、実績もあったことが後押しとなり、同社長はインドネシアからの受け入れを決断する。
昨年3月に現地を訪れ、同社長自身で面接に臨んだ。「大型免許保有」「日本語レベルN4以上」「運転経験3年以上」「日本での就労経験がある」と、厳しい条件を付けたが、募集に対し、選りすぐられた40人が集まった。面接で10人を採用したが、日本語が想定外に堪能だったことに驚いたという。聞けば、現地の学校の入学レベルがN3以上のレベルで、面接した人はすべて同レベルの語彙力を持っていた。
先発隊として、5人が面接から8か月後の昨年11月に来日すると、外免切り替えの学科試験に臨み、合格すると、今度は合宿で大型免許の取得に臨んだ。N3レベルの語彙力を持っていたので、外免切り替えは全員一発合格だった。

現地で大型トラックの運転経験もあったので、大型免許も問題なく取得できた。
さらに、過去に3年間技能実習生として、日本で働いた経験のある人ばかりなので、日本の生活にも慣れており、すぐに馴染んでいったという。
取材には、全員日本語での対応に、不自由なく答えてくれた。全員がすでに日本で大型免許を取得しており、最年長のフェブリさんは、大型トラックですでに独り立ちしている。
一方、外国人の受け入れには、荷主の理解も必要となる。
同社長は、彼らを同行させ、荷主を訪れ、実際に会話や運転技術を見せ、理解を促して回った。その結果、ほとんどの荷主が理解を示してくれているという。
今回、日本で働くことについて聞くと、「お金が稼げる」という理由が最も多かったが、「アニメが好き」や、「きれいな景色が好き」など、日本の文化や自然を好む声もあった。
日本で働きたい期間を問うと、「ずっと働きたい」という人は少なく、ほとんどは10年くらい働き、その後は自国へ戻り、飲食店やアパート経営などの事業を展開したいとの声が多かった。
ちなみに特定技能1号の在留期間は現状5年間で、いまのままだと5年後には自国へ帰らないといけないルールとなっている。
「厳しい条件を出しても、それに見合う人がいまはまだ集まってくれる」とし、「優秀な若者を採用でき、早くに取り掛かって正解だった」と話す同社長は、「今後もインドネシアから人材を受け入れていきたい」と意欲を見せている。
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