【東京】八武崎運送（江戸川区）の八武崎秀紀社長は、父親から引き継いで、５月から社長に就任した。これまで常務として会社を支えてきたが、実質はすでに現場で陣頭指揮を執っており、「社長になったからといって、やることが変わるわけではない」という。
　ただ、交渉の場で即座の判断力が求められるようになり、責任の重さも感じている。「これまでは『社長と相談して決める』と即決を免れたが、社長になった今、そうした考える時間はなくなり、すべて、その場での判断が求められる」と話す。

　コンプライアンス経営が求められるなど取り巻く環境が大きく変わる業界にあって、「昔よりも厳しい環境で、難しい舵取りを迫られる」と気を引き締める。「運ぶだけではなく、倉庫やセンター運営など付加価値を付け、体質強化を図り、時代に合った会社にしていきたい」と抱負を述べる。
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