【愛知】長尺物・重量物等の輸送を手掛ける柘運送（柘俊光社長、名古屋市）は今年度から、ゴールデンウィークの谷間にある営業日を「安全強化の日」と定め、５月２日、三重営業所（いなべ市）において全従業員を対象とした実践メインの安全研修を行った。

研修は、①門型クレーンでの積み込み②長尺電柱積載時のオーバーハング③分割柱の玉掛け④クレーンの合図・介錯法⑤ながら運転撲滅講習⑥ＬＩＮＥ ＷＯＲＫＳ導入説明といった６つの教育テーマを掲げ、少人数のグループ単位でそれぞれ実施。電柱の積み込み作業に関わる東海コンクリート工業（三重県いなべ市）や中京総和（同）の協力も得て行われた。

今年中にユニック車を３０台から４０台に増車することをふまえ、玉掛け作業習熟度の底上げを目指す同社。分割柱を吊り上げる実験では、２本が互い違いに傾く現象をグループごとに検証。水平を保つための対策を考え共有した。

柘社長は「この一日で劇的な変化があるわけではないと思うが、自分たちで問題解決できるよう、毎年実施して安全品質を高めていきたい」と話している。

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