【岡山】鶴山運送（中岡靖社長、津山市）が建設工事を進めていた「岡山物流センター」（岡山市北区富吉）が完成し、５月１５日から操業を開始している。県南エリアで初の拠点で、営業倉庫としては２か所目（計２４００坪）となる。山陽自動車道・岡山インターから５kmと交通アクセスは良好で、岡山空港からも４kmと近い。

敷地面積は約３０００坪で、２階建ての事務所を併設した建物は９００坪。大型車両がそのまま通行できる高さ４.５mの出入り口を３か所に設け、庫内には２.８トン吊りの天井クレーンを配備。降雨・降雪時など悪天候でも安全な積み・下ろし作業を可能にするために奥行き１１mの庇を整備したほか、４０kLのインタンク施設も設置した。また、海抜２００ｍ以上に位置しており、自然災害などＢＣＰ対策にも万全を期している。

用地自体はコロナ禍前の２０１９年に取得していたものの、経済活動の先行きが不透明なこともあって計画を遅らせる格好となっていた。構内の奥側には未舗装の５００坪があり、「当面は土場置き用のスペースなどに活用するが、将来的には倉庫の増設も視野にある」（中岡社長）と話している。

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