遺品整理士認定協会（北海道千歳市）木村榮治理事長の新たな著書「プロに学ぶ遺品整理のすべて」（ＷＡＶＥ出版）が８月２５日に刊行された。同書では、遺品整理の進め方や遺族が自身で行う場合について、その道のプロの視点からアドバイス。加えて、いい業者の見分け方、プロの遺品整理業者に依頼する場合の注意点やメリットについて、具体的な事例を挙げながら解説。また、遺品整理だけにとどまらず、相続などの片づけ後に出る問題についても対処法を説明している。
　これから故人の遺品整理を行う必要がある人から遺品整理業を始めようという人まで、遺品整理に携わるすべての人におすすめできる。巻末には、お役立ち付録として「もしも」のためのチェックシート、契約書、同意書、免責事項説明書のサンプル、遺品整理士のいる全国企業リストが掲載される。

　木村氏は「遺品整理士は『ものを片づける』だけが仕事ではない。その過程で故人への敬意を抱き、その人生に寄り添う気持ちを持っていなくてはいけない」と語る。
　また、「遺品整理を仕事にするからには、悲しんでいる家族の心に寄り添えるような人でなければならない。それができれば『遺品』は『ゴミ』ではなく、亡くなった家族の持ち物のように扱える」と話す。
◎関連リンク→　一般社団法人遺品整理士認定協会