物流分野のＣＯ２排出量削減に向けた荷主と物流事業者が連携した取り組みを推奨する「グリーン物流パートナーシップ会議」が１２月１５日に開催され、国土交通大臣表彰のネスレ日本、全国通運、日本貨物鉄道のモーダルシフトによる物流の効率化とグリーン物流の実現の取り組み、経済産業大臣表彰のイオングローバルＳＣＭ、日本貨物鉄道、全国通運の環境負荷低減の取り組みなどが表彰された。
　優良事例紹介では、国交大臣表彰、経産大臣表彰受賞者の発表のほか、 物流審議官表彰受賞のトナミ運輸ほか２社の「輸送事業の効率的な運営およびＣＯ２削減による環境負荷低減の取り組み」、やまや商流ほか６社の「複数焼酎メーカーの積み合わせによるセンター集約と次世代モーダルシフトによる環境負荷低減の取り組み」、商務流通保安審議官表彰受賞のＴＯＴＯが共同配送について発表した。

　石井啓一国交相は「グリーン化を効率的に推進するにあたり、荷主と物流事業者の連携は不可欠」 と話し、林幹雄経産相のあいさつを代読した住田孝之経産省商務流通保安審議官は「強い経済を支える持続可能な物流システムの構築に向け、国交省とともに取り組んでいく」とした。
◎関連リンク→　国土交通省