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運送会社
大隅物流 福利厚生の飲料にひと工夫、無料やめ格安に
2026年8月21日New!!
【茨城】大隅物流(山川栄明社長、稲敷市)では、福利厚生の一環として、事務所内に飲料や食料品を購入できる自動販売機を設置している。自販機の横にはビニール袋を用意。トラックに持ち込みやすいように工夫している。ビニール袋は車内用のゴミ袋にもなる。複数メーカーの商品を提供できるコンビ機もこだわりポイントで、多様な商品構成で飽きないようにしている。「どうすれば、社員のためになるか」を試行錯誤するなかで、現在のかたちに落ち着いた。
以前は事務所内に設置した冷蔵庫に山川社長が買い込んできたドリンクを補充。自由に持っていけるフリードリンクとして提供していた。社員のためと実施したフリードリンクだったが、思わぬ問題も生じた。無料にしてしまうと、遠慮して持っていかない従業員もいれば、多く持っていく者もおり、不公平感が生まれてしまう。「無人の事務所から持っていくことは気が引ける」という声もあった。また、売れ行きが良いものや売れ残るものがあり、在庫の管理が難しい。ペットボトルを廃棄する手間も無視できないものだった。

実際に運用した結果、完全に無料にするよりも格安で購入できる方が、社員も気兼ねなく利用できることが分かった。家族のために購入していく従業員もおり、福利厚生としてより充実したものとなった。内勤の事務員へ飲み物をおごる乗務員もおり、社内交流の活性化にもつながっている。
メリットの多い格安自販機だが、従業員の負担が生じることもたしか。そこで、同社長が考えたユニークな解決方法が、恒例となっている「現金つかみ取りゲーム」だ。医薬品輸送の社内研修会にあわせて、ご褒美のゲームを実施。社長のポケットマネーで用意した現金を社員につかみ取りしてもらう。これによって、実質的に「社長がおごる」ことができる。「皆一生懸命考えて、つかみ取りするので脳トレにもなる」と同社長。両替の手数料もかかるが、「社員が喜ぶなら」と笑う。
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