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    貪欲さがなくなった「いまどきのドライバー」

    2009年7月27日

     
     
     

     過去のやり方をいつまでも繰り返すのではなく、時代に合ったやり方をしなければ生き残っていけない。これは、あらゆるものに当てはまることだ。企業の存続も、まさにそこに集約されるといえる。


     東京都内の事業者は、「最近のドライバーは、貪欲さがなくなった」とこぼす。経済不況で荷動きが悪化しており、同社も3割減の厳しい状況にある。交代でドライバーを休ませたり、残業をカットするなどしているが、「仕方がないとはいえ、拍子抜けの感もある」と話す。
     というのも、ドライバーから文句の一つもでてこないからだ。「確かに景気が悪いのは、ドライバーも承知しているはずだが、妙に諦めが早いんだよなあ」と同社社長は不満顔。
     さらに、「タイヤやオイル交換を行えば、手当を支給すると言っても、誰も手をあげない。稼ぎが減っただろうから、何とかほかで稼げるよう提案するんだが」という。
     「自分たちの時代は、とにかく稼ぎたくて24時間働きづめでも平気だったが、そういう時代ではなくなった」と話す同社長は、「労働時間の管理など、コンプライアンスが厳しくなる中では、取り組みやすくなったのだが」と戸惑う。
     「がつがつ働くよりも、ゆとりある生活を望むことは悪いことではない。むしろ、本来あるべき姿なのかもしれない」と納得する一方で、「どうにももどかしく物足りない」とやりきれなさも感じている。
     すべてのドライバーが貪欲さを失っているわけではないが、その傾向が強いのは事実。生き残るためには変化に対応できなければならず、これまでの常識を捨てて意識を改革し、今にあった取り組みをしていかなければならないのかもしれない。
    (高田直樹記者)

     
     
     
     

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