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    アート・プラ 元アスリートの採用「荷主からの評判良い」

    2017年12月8日

     
     
     

     軽貨物事業とプラスチック製品の製造などを手がけるアート・プラ(東京都江戸川区)は、積極的に元アスリートの採用活動を行っている。横田浩崇社長(写真右)は、「これまでに採用したスポーツ選手は野球、バスケットボール、相撲出身の3人。全員、荷主からの評判が良い」と笑みをこぼす。
     アスリートの募集は、「ボクシング世界チャンピオンの畑山隆則さんがボクサーに声をかけ、物流事業を行っていると知って始めた」という。同社長は「配送業が未経験でも採用しているが、これまで仕事を『教えた』ことはない。効率的な配送の仕方や接客方法などを実践する中で、ドライバー自身で見つけていくことが重要」と語る。
     同社では、「新人には、まず初めに『宅配が一番きつい』と伝えるようにしている」という。すると、「普通の人は、給料が下がってもいいから楽な方を選びたがるが、アスリートは『ならばぜひ、そのきつい宅配をやらせてほしい』と言う」。その言葉に衝撃を受けるとともに、「常に厳しい環境に身を置きたいアスリートの根性には感心する」と感嘆の声を漏らす。


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     同社でドライバーとして働いている高橋寿志さん(同左)は、元力士。高校生で力士となり、現役引退後は、警備会社での勤務を経験。「安定していたが、与えられた仕事をやるだけ、という感じが否めなかった」と振り返る。
     自分で考え、自発的に行動したいと一念発起。運送業に決めたのは、ネット通販の台頭など、チャンスを見込んだため。まだ始めて間もないが、「仕事を覚えたら、効率の良い方法を考えるようになった。頑張りがいのある仕事」と語る。
     同氏は力士という職業について、「相撲の上下関係は厳しい。年齢ではなく、年数で決まる。年次が上であれば、年下でも敬語が当たり前」とし、「現役時代に身につけた礼儀やマナーのおかげで、接客に向いている人も多いのではないか」と分析する。
     当時を振り返り、「後援会は様々な支援など、良くしてくれた。それを当たり前と思うと、社会に出てからが大変」と支えてくれる人のありがたみを実感。「感謝を忘れないことが大切」と話す。
     「運送業は力仕事だが、運転免許さえあれば始められる。中卒も多い元力士にも魅力的に映るのでは」という。「まずは軽自動車に身体が入るよう、ダイエットが必要」と茶目っ気たっぷりの笑顔を見せる。
     「幕下は給料ゼロだが、十両になれば月100万円」という相撲の世界。現役時代は、十両にはなれなかった。「仕事をするなら十両の給料以上は稼ぎたい」と目標を立てている。「仲間たちが引退後、親方になったり、経営者になったり、様々な職業で奮闘している。自分にとっても、いい刺激になる」
     横田社長は、「軽貨物ドライバーは個人事業主。全員がその道のプロであるべき」と、時に厳しい言葉を投げかける。そんな中で、「元アスリートは、礼儀正しく、マナーもきちんとしている」と評価。「野望を持ち、今後の展開を考えている人をドライバーとして積極的に受け入れたい」と採用のポイントを話す。「現役時代より今が良いと思ってくれたら、自分の仕事も報われる」と微笑んだ。
    ◎関連リンク→ 株式会社アート・プラ

     
     
     
     
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