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    08年度の宅配便取扱実績 初の前年度割れ

    2009年7月10日

     
     
     

     国交省は3日、08年度の宅配便取扱実績を発表した。取扱個数は32億1166万個(トラック運送31億7749万個、航空等利用運送3417万個)で、前年度に比べ2080万個(0.6%)の減となった。このうちトラック運送は2046万個(0.6%)減、航空等利用運送は34万個(1.0%)減。トラックで前年度比が減少に転じたのは「宅配便」が始まって以来初めて。世界的な景気低迷の影響で法人からの荷物が著しく減少したことが響いたという。


     便名別のシェアは、トラック運送では上位10便が全体の99.9%を占め、さらに「宅急便」「飛脚宅配便」「ペリカン便」「ゆうパック」の上位4便で91.1%を占める。
     航空等利用運送も「スーパーペリカン便」「飛脚航空便」「宅急便タイムサービス」の上位3便で全体の87,7%。
     08年度のメール便取扱冊数は50億906万冊で、前年度に比べ1億7480万冊(3.6%)増加。「クロネコメール便」「ゆうメール」の上位2便で93.0%を占める。トラック運送、航空等利用運送とも景気悪化から全体の取扱個数が減少する中、インターネット利用で通販やオークションなどの需要掘り起こし、自社グループでの航空利用促進に向けた営業努力などで前年度を上回った事業者もみられる。(土居忠幸記者)

     
     
     
     

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