一般社団法人東京路線トラック協会（有富慶二会長、東京都中央区）は１６日、都内で定時社員総会を開催。事業報告等を行った。２０１１年度の事業活動収入は３２３５万円、事業活動支出は３００８万円、前期繰越収支差額を加え、次期繰越差額は７７６万円。

　２０１２年度の目標は、（１）大震災発生時の自助・共助の危機対応の研究調査（２）会員間コミュニケーションの促進による物流効率化の強化（３）運行安全対策の充実強化（４）環境対策の充実強化（５）６０周年事業の取り組み―で活動予算は３０１１万円。
　役員改選では、新会長に瀬戸薫氏が就任。有富氏は名誉会長に就いた。また団体名称を同日付で「一般社団法人・全国物流ネットワーク協会」に改称した。
　瀬戸会長は「協会の社会貢献を主軸とする理念は有富会長から引き継ぎ、今年はドラえもんプロジェクトをさらにしっかりとした仕組みにしていく」とあいさつ。有富名誉会長は「ドラえもんプロジェクトは構想を東京都が実態として協力してくれた。協会員は全国に配送網がある。協会名が『東京』となっているとローカルな仕組みと思われるので改称した」と説明した。
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