大阪府の松井一郎知事は７月１８日に開いた定例会見で、自動車ＮＯｘ・ＰＭ法で定められた基準を超える排ガス量の車両流入規制条例について、違反を重ねる悪質な事業者名を府のホームページで公表する方針を明らかにした。府民の意見を募集した上で、条例の改正案を９月の定例議会で提案する。

　今回、改正を検討しているのは「府生活環境の保全等に関する条例」。平成２１年１月に施行され、同１９年の調査では府内に流入する規制対象車は１７％だったが、施行以降減少し、昨年は２％にまで減っている。
　しかし、府が指導を繰り返しても従わない悪質な事業者も依然としており、指導に従わない事業者の名称や所在地などの情報をホームページ上で公表するという。