兵庫県税務課は８月１６日、６月の「路上軽油抜き取り調査強化月間」に９４台のトラックなどから軽油を採取し、うち４台から不正軽油が見つかったと発表した。今後、使用や購入状況を確認し、使用者には不正軽油の不買を指導するとともに流通経路を特定し、課税処分などを強化する方針という。

　６月４日から同２６日までの間に県東部（尼崎市内２か所）と西部（朝来市、新温泉町、福崎町、洲本市）の計６か所で抜き取り調査を実施。業界で不正軽油の指摘の多い神戸市内などでは実施されていない。今回の調査による県内の不正軽油の割合は４.３％。同時期に近畿全体で実施した調査による判明率は４.８％だった。