ヤマト運輸は６日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキット交通教育センターで「全国安全大会」を開催した。安全意識の向上とプロとしての運転技術の向上、法令知識と安全運転実践のための知識の向上を目的に労使共催で行われたもので、今回が２回目。
　山内雅喜社長は、「地域にいちばん身近でいちばん愛される会社となるために〝顧客〟 〝社員〟〝株主〟 〝社会〟の四つの満足が必要で、それを実現するために大切なものが安全だ。安全は心・技・体がそろわなければならない。皆さんは全国のドライバーの模範として名実ともに安全の横綱となっていただきたい」とあいさつ。また、労働組合中央執行委員長の森下明利氏は「事故を起こすか起こさないかは社員一人ひとりの安全意識に尽きる。今日の大会に出場した皆さんが各地に持ち帰り、いかに現場のドライバー一人ひとりに意識を広げていくかでこの大会の意味も変わってくる」と述べた。

　大会は、全国１１地区２０主管支店の予選を勝ち抜いた31人の精鋭が学科・日常点検整備・運転実技の３項目で競い合い、入賞者にはそれぞれ表彰状が贈られた。
　競技結果は次の通り（敬称略）。
　２トンＭＰバン部門▽１位＝松本順二（高知主管支店）▽２位＝大城英雄（沖縄ヤマト運輸）▽３位＝木村徳宏（北大阪主管支店）
　２トンウォークスルー部門▽１位＝坂坪大輔（西大阪主管支店）▽２位＝大嶋達郎（愛知主管支店）▽３位＝赤津正裕（茨城主管支店）
　軽自動車部門▽１位＝藪下宏之（奈良主管支店）▽２位＝長竹寛行（東京主管支店）▽３位＝沼田充広（札幌主管支店）
　総合優勝＝関西支社
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