三和梱包運輸（橋本正樹社長、愛知県清須市）ではこのほど、内閣府が推進する「カエル！　ジャパンキャンペーン」に参加した。

　同キャンペーンは、内閣府男女共同参画局が「ひとつ『働き方』を変えてみよう」をキャッチフレーズに、仕事と生活の調和（ワーク・ライフ・バランス）の実現に向けて平成２０年から開始した。登録件数は企業、団体、行政機関で１０００件以上、個人も含めると３０００以上を数えるが、運送事業者の参加数は少ない。

　同社が参加するきっかけは、橋本憲佳専務（写真前列右）が知人から同キャンペーンの展開を聞いたことから。同社では、月給制・固定残業制の他、退職金制度など全社員が安心して長く働くことのできる会社作りに向けた取り組みをしており、その内容を明文化したいという意図もあった。策定においては、あらためて現状の取り組み内容を見直した上で、さらに今後の目標として、有休取得や働き方の多様化などを挙げた。

　橋本専務は、「今、コロナで苦しいのはどこも一緒。これを機に福利厚生や業務について見直すことで、よりよい会社にしていきたい」と前向きな思いを語っている。

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