【岡山】岡田商運（岡山市中区）はこのほど、法人および個人向けの小口荷物預かりサービス「おたすけ倉庫」をスタートさせた。新岡山港へ続く県道４５号を挟んで本社と向かい合う立地で、平屋建て１００坪の既存施設を賃借した。

約４年前に事業部制を導入した同社は現在、輸送と倉庫、情報サービス、流通加工、路線、飲食の６事業部を構えている。倉庫事業部は昨年１０月、近畿および中国・四国エリアにあるホームセンターへの店舗配送を一手に引き受けるなど３ＰＬを視野に入れた取り組みも始めているが、おたすけ倉庫も同事業部が担当する。

住宅の建て替えや引っ越しの際の一時保管、書類、オートバイ、ジェットスキーといった季節限定の預かり品など「トランクルームでは大きすぎるというニーズや、半月から３か月程度の短期利用を見込んでいる」と岡田好美社長。

「部門ごとの責任者に権限を与え、より正確で迅速な意思決定を促すため」に導入した同社の事業部制。コストパフォーマンスの高さで知られる地元の定食店「がっつりや」を運営する飲食事業部も８月をめどに、ＪＲ岡山駅前で居酒屋を新規にオープンさせることが決まった。また、すでに稼働させている全国１０か所の営業所に加えて今後、岐阜県可児市と静岡県富士市でそれぞれ新設する計画も進めている。

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