トーヨータイヤの「ゼロシス Ｍ９６６」は、氷雪性、低燃費性、耐偏摩耗性というスタッドレスタイヤに求められる性能を高いレベルで実現。最大の特長である転がり抵抗値は既存商品「Ｍ９１９」比で２５％低減している。販売サイズは１０サイズ。
　タイヤ営業管理部の澤野正彦課長によると、「Ｍ９６６」は「ゼロシスカーカス」を搭載し、走行中のタイヤの歪みや発熱を抑え、転がり抵抗を低減。「Ｍ９１９」に比べ１.２倍のサイプを採用したほか、ブロックを大型化。「経費削減が求められる中、各地トラック協会が実施している助成制度きっかけの一つとして、当商品を購入して頂くユーザーも多い。『ゼロシス』商品全体も順調に販売量を増やしている」と説明する。

　「『提案のプロ』を育てるべく、人材教育に尽力している」とも。提案メニューは豊富な商品群の中から運行、走行形態に適したタイヤ販売を行っており、最近はリトレッドとの組み合わせを提案するケースも増えている。また、タイヤ性能を十分に引き出してもらえるよう、使用法をアドバイスするなど、幅広くユーザーの経営環境をサポート。
　「Ｍ９６６」は、独自のトラック・バス用タイヤ基盤技術「イー バランス」を採用し、耐摩耗性、耐偏摩耗性、低燃費性、耐久力といったタイヤの基本性能を大幅に向上させている。使用後はリトレッドの台タイヤとして、高い耐久性を発揮する。
　「ゼロシス」シリーズは現在、スタッドレス「Ｍ９６６」のほか、リブ「Ｍ１６６」、オールウェザー「Ｍ６６６」、低燃費特化型オールウェザー「Ｍ６６７」、小型トラック用リブ「Ｍ１３６」をそろえる。今年新たにオールウェザー「Ｍ６３６」を発売。トラクション性能と耐摩耗性能を高次元で両立し、ロングライフにも寄与する。
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