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物流ニュース
コクヨロジテム フォークリフト遠隔操作など実証実験
2024年10月11日
コクヨロジテム(松浦鉄男社長、大阪市東成区)はこのほど、物流現場での業務効率化、働きやすい環境づくりを目的に、 ARAV(白久レイエス樹社長、東京都文京区)とフォークリフトの遠隔操作・自動運転技術の実証実験を8月から開始したと発表。
実証実験では、ARAVが開発する機器をコクヨロジテムが保有するフォークリフトに搭載し、遠隔操作・自動運転技術の開発に取り組む。遠隔操作の実証実験では、コクヨロジテム配送センターに設置した遠隔操作室から倉庫内にあるフォークリフトを稼働させ、標準動作の確認(走行確認、ハンドル操作等)と、作業ルート上でのパレット搬送の試験を実施する。今後、自動運転についても同様の実証実験を実施する。
遠隔操作・自動運転技術は、既存のフォークリフトに機器を後付け搭載する点に特色がある。後付け搭載の技術が実現することで、物流事業者は技術の導入に自社が保有するフォークリフトを活用することができ、現場の課題解決が期待される技術を採り入れやすくするメリットがあるという。
期待される効果として、遠隔操作では、冷暖房設備のない過酷な倉庫環境下での作業減少、オペレーターの勤務場所の制限緩和などで、自動運転では、無人フォークリフト活用による人件費削減、作業可能時間の拡大(深夜~早朝)等を挙げる。
コクヨロジテムでは、「実験を開始した技術の実現が、物流現場で深刻化する労働力不足の解決へつながるものと捉え、取り組みを推進していく」とコメントしている。
◎関連リンク→ 株式会社コクヨロジテム
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