【三重】暁興産（伊藤康彦社長、三重郡川越町）はこのほど、グリーン経営認証の永年表彰（１０年）を受けた。

環境保全活動の推進も企業の社会的責任の一つと考える同社では、高い意識のもと環境に配慮した経営を推進。グリーン経営認証の取得から数えて１０年という節目を迎え、認証ステッカーは、これまでのブルーからゴールドへと進化した。

グリーン経営におけるその効果について、同社の加藤亘氏は「データ集めや社内での教育など苦労する部分もあるが、その取り組みや考えをしっかりと全員で共有することで、ドライバーの意識が変わる。それが大きい」と評価。グリーン経営での取り組みを軸としたエコドライブやメンテナンスの充実は同社の運行レベルを必然的に押し上げ、それは伊藤公一取締役が「うちの車は運転が優しいと言われる」とコメントしていることからも分かるように、おのずと事故防止へもつながっている。

「せっかくの取り組みも、ドライバーにまで、その理解が浸透していないと、意味がない」と熱弁する加藤氏のそんな言葉からは、形だけにとらわれない同社の「本気度」が伝わってくる。春秋の安全キャンペーンに健康へ配慮した社食の提供、及び独自の事故防止システムの導入やグリーン経営・Ｇマークなどの各種認証取得など、積極的で迷いのない様々な取り組みを支えているその足元には、「安全は最優先の絆」という同社の理念が、しっかりと根を張っているようだ。

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