大日本印刷（ＤＮＰ）はこのほど、ＩＣタグを用いた物流管理の実験施設『ＩＣタグＳＣＭソリューションテストセンター』を東京都板橋区に開設した。
　顧客企業の物流環境を再現し、検証することで、ＵＨＦ帯をはじめとする各種タグやリーダーの選定とともに環境設定を行い、ＩＣタグを用いた物流管理システムの円滑な導入を支援していく。
　施設内には、コンベヤやパレット、フォークリフトなどが設置されており、実際の物流現場を再現。コンベヤはベルトタイプ、ローラータイプ、チェーンタイプなどの主要な方式を用意しており、各種コンベヤでの読み取り率の比較ができる。
　コンベヤは、ＩＣタグのテスト施設では国内最速の１８０ｍ／分まで対応。読み取り時の通過スピードやリーダーの角度、荷物へのＩＣタグの貼付位置、荷物の間隔など、さまざまな要素での検証が可能となっている。
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