ＳＧモータースは８日、業務提携先である久留米マルキュー整備へ、久留米運送発注車両としてＳＧモータース自社製造工場で製作したボディ搭載第１号小型トラックを納車した。ＳＧモータースは、昨年の６月２３日付で久留米マルキュー整備との間で、自動車サービス業務に関する業務提携契約を締結。相互のノウハウと各地の事業所の協力を深め、順調に整備事業の拡大を進めている。

　従来、久留米運送が使用する車両の整備業務は久留米マルキュー整備が窓口となり実施していた。ＳＧモータースとの提携でボディ製造が可能となったことから、久留米運送のニーズとＳＧモータースが宅配車両ボディ製造で養ったノウハウを盛り込んだ小型集配車両を製造、安全性の確保・ドライバーの利便性向上・作業環境改善・コスト削減を目指したボディ作りを実現した。
　納車された車両には、佐川急便で装備している各パーツのうち、「電子式集中ドアロック」や「ワイドビューミラー」のほか、荷物と環境にやさしいＬＥＤ照明や「ノンフロン断熱スチレンホーム」などを採用。同社では「久留米運送グループの車両発注は従来、メーカー任せで完成していたが、久留米マルキュー整備がグループ内での車両発注窓口として活動することで、新たな事業分野拡大につながる」としている。