中小企業をターゲットにシステム開発・販売を手掛けるプロアシスト（大阪市中央区）は、携帯電話（ＮＴＴドコモ）のＧＰＳを活用した位置検索システム「ロケ探」を販売している。
　同製品は、携帯のＧＰＳ機能とグーグルマップを連動し、事務所のパソコンから走行中の車両の位置を確認できる。また、曜日や時間など細かく設定できる「スケジュール検索」機能も付いており、パソコンを操作しなくても自動で検索してアラームで知らせてくれる。

　モバイル商品課の後根隆之課長は「ドコモのフォーマとスマートフォンの両方に対応しており、車両に携帯電話を持ち込むだけで会社から簡単に車両の位置確認ができる」と説明する。
　また、ドライバー側の操作も簡単で、現場に到着したことや作業終了などを報告する場合は、通知メッセージのボタンを押すだけでメールが送信されるほか、現場の写真も撮影して送信することも可能だ。「通知メッセージも各会社の現場状況に応じた言葉に合わせられ、簡単に状況報告ができる」と話す。
　さらに、３か月分の走行履歴も保存可能で、ダウンロードして走行ルートの見直しなどにも役立てられる。
　「設置料金も掛からず、ドライバーが運転中に携帯を触らなくても位置情報の検索が可能で、運転にも支障なく安全に使用することができる」。また、同社は現在使用している在庫管理や日報管理システムなどと連動させたオーダーメイドのシステム開発にも注力しており、顧客の様々なニーズに対応している。
　価格は、初期登録料金が携帯１台につき２５００円（税別）、月額パソコン用アクセスＩＤ料金が２０００円（同）からとなる。
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