ＵＤトラックスは１１月１０日、初試験走行75周年を記念して「 The legendary test drive ～終わりなき挑戦～」出発式を 開催した。創業者の安達堅造氏が３０００kmに及ぶ試走行を決行してから７５年目となる今年、当時と同じコースをヒストリックトラック「６ＴＷ」と現在のフラッグシップモデル「新生クオン」がたどる。
　坂上優介社長は、「創業者・安達堅造自らによる試走行は現場主義の原点であり、当社の出発点といえる。チャレンジングスピリッツとトラックへの変わらぬ情熱を伝える」と、同イベントの趣旨を説明した。
　また、ロイック・メイリープリダクト・マーケティング統括は、人材不足など業界が直面する課題に対し、「安全性と運転のしやすさで、女性や高齢者でも乗りやすい性能を追求していくとともに、若者にもドライバーになってもらえるような車を作ることが使命」とし、「トラックに係る人々がプライドと楽しさを再確認してもらえたら」と話した。

　７５年前と同じ１３日間の道程を走る「６ＴＷ」と「新生クオン」のドライバーに鍵が贈呈されると、上尾本社正門から３台のトラックが出発した。途中の福島、長野、名古屋、相模原の４か所で、課題解決の歴史に関する展示や「６ＴＷ」のデモンストレーション、「クオン」の試乗会を行う予定で、顧客はもちろん、地元の工業専門学校の学生を招待しトラックの魅力を発信する。
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