「掃除の技術を高めることと、良い習慣づくり」を目的として設立された日本そうじ協会は２月２４日、「掃除大賞２０１５」を開催。同イベントは、個人、事業者、団体などの掃除活動を一般から広く公募し、優れた取り組みを表彰するもの。
　書類選考、プレゼンテーション、審査委員会による審査を経て選ばれた九つの実践取り組み事例の発表が行われ、大手架装メーカーのいそのボデー（山形市）が経済産業大臣賞を受賞した。
　「空間の整理整頓から仕事、事業の整理整頓へ」をテーマに発表した同社では、整理、整頓、清掃の３Ｓを徹底。「空間の整理整頓をすると、仕事のやり方の整理整頓につながり、事業の整理整頓にまで『整理整頓の文化』が広がっていった」という。また、「全社員で取り組むチョコ案（改善活動）のグラフは壁では足りなくなり天井にまで貼り巡らされている」とも。同社では、「工場はショールーム化され、いまでは工場が最大のセールスマンになっている」という。

　受賞あいさつで磯野栄治社長は、「これからも継続して活動に取り組んでいきたい」と笑顔で語った。
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