山崎梱包（山崎豊和社長、大阪市北区）は、美術品を木箱梱包せずに配送ができる梱包製品「ＹＡＭＡＫＯＮＢｏｘ」を販売している。耐荷重１トンの強度に優れた強化段ボールと、商品を保護する積層段ボールを合わせて製造したものだ。
　木箱梱包とは違い、専門業者に頼む必要はなく、ドライバー一つでフタを取り外せるため、誰でも簡単に梱包できるのも特長。さらに、軽量で持ち運びにも便利で、使用後もダンボールとして処分が可能だ。
　山崎社長は「木箱梱包での無駄な作業が省け、作業効率も上がる。普通のダンボールと違い、曲がる心配なく使用できる」と説明する。
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　価格も木箱と変わらず、外注費用などのコストも抑えることができるほか、自社内で梱包が行える。また、何度でも繰り返し使用できる。古紙を使用しているため、環境にも優しい製品。
　山崎社長は「今後は、この製品を事業の一つの柱にできるようにしっかりとアピールしていきたい。現在は美術品輸送が多いが、オーダーメイドで製造できるので様々な商品に対応していく」と話す。
　また、狭いスペースでも商品の出し入れがしやすい「差し箱タイプ」や、固定がしやすい「かぶせ箱タイプ」など用途に合わせた製品も取りそろえている。
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