コンテナ台車専門メーカーのルート工業（中村泰久社長、大阪府東大阪市）が販売する「ルートボーイ」は、あらゆる製品サイズに対応できる台車を販売している。
　同製品は、伸縮自在で、幅は２７０mmから１１５０mmまで対応可能。台車のレールに穴が開いており、穴の位置を変え、ナットで締めるだけで伸縮できるため、台車のサイズ設定も約１４５８パターンあるという。
　材質は、アルミ、スチール、樹脂、ステンレス製の４種類。重さも１５０kgから５００kgまで対応する。中村社長は「寸法さえ合わせれば、様々なものを載せることが可能で円形のドラム缶なども載せて運ぶことができる」と説明する。

　また、別注でレールを購入すれば新たな台車を購入せずにサイズの変更も可能で、タイヤも標準装備はナイロン製だが、顧客の現場環境に合わせてウレタン、ゴム製のキャスターも選択できるほか、傷んだ部分は部品交換を行うだけで使用でき、無駄なコストをかけずに製品を使用できる。
　中村社長は「キャスターやレールなどの部品も１本から交換できるため、台車自体を買い換えずに済む。載せる荷物にもジャストサイズで使えるだけでなく、商品ラインナップのバリエーションも増えているので様々な分野で使用できるようにしている」と話す。
　また同社は、自社工場で製造することで高品質で低コストを実現している。中村社長は「他社との差異化を図るためにも台車に特化して顧客が購入して使用しやすい台車の開発と製造をしていきたい」と話す。
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