シーイーシー（新野和幸社長、東京都渋谷区）はこのほど、物流ソリューションビジネスへの取り組みを本格化し、新たに物流ソリューション「ＬｏｇｉＣＵＢＥ（ロジキューブ）」の提供を開始すると発表した。「ロジキューブ」は、同社が蓄積した経験とノウハウを部品化（モジュール化）し、短期間に高品質なシステムの構築を最適価格で実現するソリューション。
　システムをゼロから構築するシステム受託開発に比べて、２分の１から３分の１程度の工数で、システム改善、戦略的なロジスティクスの仕組みづくりが可能となる。
　また、物流ソリューションビジネス拡大の第１弾として、ハンディターミナル分野大手のフルノシステムズ（藤尾凱司社長、同墨田区）とパートナーシップ契約を締結。今回の協業で、シーイーシーはＷＭＳ（Ｗａｒｅｈｏｕｓｅ　Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ　Ｓｙｓｔｅ）と呼ばれる物流センター管理システム構築に、フルノシステムズの検品・在庫管理など現場系物流ソリューションを融合して、より高度でトータルなシステム提供が可能になった。
　今回の協業に加え、シーイーシーでは総合物流企業や食品メーカとのアライアンスも検討、０５年度の売上３億円、０７年度末までの３年間で累計２０億円の売上を目指す。