ネクスト（木下俊幸社長、大阪府枚方市）は、ＡＴＯＵＮ（藤本弘道社長、奈良県）が開発したパワードウェア「ＡＴＯＵＮ　ＭＯＤＥＬ　Ｙ」の販売・レンタルを受け付けている。

「ＡＴＯＵＮ　ＭＯＤＥＬ　Ｙ」は腰の動きをセンサーが捉え、重量物を持った時にパワフルなモーターの力で腰部の負担を軽減してくれる「着るロボット」だ。シニアや女性など性別や年齢に関わらず、体を壊さないで長期的に働くことを可能とする。運送業界では荷役作業などで、腰部への負担を軽減させ、効率的な作業を手助けする。

同商品が関西で紹介されるのは初で、代理店のネクストは茨木商工会議所の異業種交流会で３６社がＰＲする中、最優秀賞に輝いた実績を持つ。また平成３０年度の経済産業省の第８回ロボット大賞の優秀賞を受賞した。

同商品には複数の作業モードがあり、①腰を落としてしゃがんだ姿勢から、体を持ち上げる際にひきあげてけれるアシストモード②前かがみの中腰姿勢で上から体を吊ってくれている状態のブレーキモード③着用者が歩行すると自動にモーターがオフになり歩行を邪魔しないモード、の３つがある。スイッチを押すだけの簡単操作で着用者を「阿吽の呼吸」でサポートする。

木下社長は「働き方改革が進められる中、人材不足も深刻化している現場では、今は出来ている作業でも、社員の健康状態が悪化すると業務を遂行できない恐れも出てくる。『ＡＴＯＵＮ　ＭＯＤＥＬ　Ｙ』は会社が問題に陥るのを未然に防ぐことができる」と説明。また、「作業者の負担を軽減させることで職場環境の改善が望め、作業効率のアップでコスト削減も期待できる。さらに、女性従業員の作業工程への手助けが計算でき、安定した人材の確保にも役立つ」と同商品の販売とレンタルを展開することの導入効果を語る。

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