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  • ブログ・高橋 久美子

    第373回:ステップ4の企業の条件とは

    2017年6月19日

     
     
     

     トラック20台以下の運送会社の経営者が「経済的自由、精神的自由、そして、時間の自由」を手に入れるための5つのステップについて話を続けます。
     1、売り上げを上げる
     2、利益率を上げて現金を増やす
     3、所帯を小さく・固定費を減らす・借金を減らす
     4、運送業を支える、もう一つの収入源を構築する
     このステップ4で構築する、もう一つの収入源は、「非労働集約型ビジネス」を選択します。


     その他にも、次の条件に当てはまるものを選びます。
     「固定費がかからない」「開業資金が少なく済む」「人を雇い入れなくてもよい」「在庫を持たない」「利益率が高い」、または「利益額が高い」「設備がいらない」
     これらの条件を、クリアすることで、本業の運送業に負担をかけることなく、もう一つの収入源を構築できるというわけです。負担とは、経済的な負担、時間的負担、精神的負担です。
     しかし、ひょっとしたら、この条件を見て、「えー? そんなビジネスあるの?」と、思う人もいるかもしれません。しかし、あります。というよりも、今の時代に成長しているビジネスは、むしろこれらの条件を兼ね備えているビジネスばかりです。
     ところが、20世紀型のビジネスになじみが深い我々には、これらと逆の常識が刷り込まれています。
    ▽「起業にはお金がかかる」「会社は社員を雇わないといけない」「商売とは何かを仕入れて売り、利ザヤを得るのが基本だ」「事務所や設備投資が必要だ」
     などなど、これは私たちになじみが深い、昔型ビジネスの考え方です。
     実際に、20世紀に成長した企業と、現代成長している企業の財務諸表を見れば、その違いは一目瞭然です。現代型の企業では、「固定費が少ない」「設備投資が少ない」「売り上げに対しての従業員数が少ない」「利益率が高い」「固定資産より流動資産が多い」などの特徴が挙げられます。
     あなたも、ステップ4の「運送業を支えるもう一つの収入源を作る」際には、本業に負担をかけることのないように、これらの条件を頭に入れて新規ビジネスを考えてみて下さい。

     
     
     
     

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  • 筆者紹介

    高橋 久美子

    あなたの会社が儲かっていない本当の理由
    規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。

    全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会

     
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